読んでみたい本「家(チベ)の歴史を書く」
済州島からなぜ伯父たちは密航してきたのか?
ひとくちに「在日韓国人」と言っても、戦前に日本に移住してきた人々とその子孫、戦後すぐに移住してきた人々、1980年代後半から90年代初頭の出入国管理及び難民認定法の改正以後に入国・定住した人々とさまざまだという。本書『家(チベ)の歴史を書く』(筑摩書房)を読むと、韓国・済州島と大阪との間を行ったり来たりしていた一家の歴史が浮かび上がる。
著者の朴沙羅さんは、神戸大学大学院国際文化学研究科講師の社会学者。『外国人をつくりだす――戦後日本における「密航」と入国管理制度の運用』などの著書がある。朴さんの父は在日コリアンの二世で、母は日本人。在日一世の伯父と伯母が9人いて、ほぼ全員が大阪に住んでいるという・・・
嘘国のすべての人が嘘つきではないのね?在日でも事実を認める人がいるのだなぁと少し驚いた。親族が密航してきたこと等を記した朴沙羅さんの著者。密航者に理解などしませんが、いかに我が国がザルで密航し住みやすいかが問題だと思うので、この本を読むことで我が国の密入国者や通名制度についての杜撰さがわかるかも。ほかにも参考になるかもしれません(w
スパシオ2009年の記事を水間さん動画で知ったので貼っておきます。